解体工事の都市伝説10「とにかく安ければそれでよし?~安かろう・・・。」

解体に関するウワサ話。
解体工事とは初めて経験する方がほとんどですので、世間で噂されている事を鵜呑みにしてしまう方も多いようですが、その中にはさまざまな誤解が混じっている事もあるようです。解体工事にまつわる「都市伝説」についてその実態に迫ります。

8. とにかく安ければそれでよし? ~ 安かろう・・・。

「解体工事なんて結局はなんにもなくなる状態にするんだから、別に品質は求めないよ。安いに越したことがないに決まってるでしょ。」
というような言葉をよく耳にします。
しかし、ちょっと待って下さい。
何でもそうですが、品質と価格はある程度比例するものなんです。安すぎる解体見積もりには必ずその理由があります。

「安かろう、悪かろう」の解体業者に工事依頼をしてしまった方からのトラブルの実例は本当にたくさんあります。

とにかく安ければそれでよし? ~ 安かろう・・・。

ケース1:雑な工事でクレームの嵐!

事前の挨拶廻りもせずに、解体工事中もご近所への配慮を怠っていたようで、大きな騒音や振動、ホコリが舞い放題で、毎日のようにお隣さんから苦情が。

果てはお隣の外壁を傷つけてしまったが、それはお隣さんから言われて初めて発覚!解体業者に問い合わせをしても、知らぬ存ぜぬ、のらりくらり。

その後認めはしたが、色々な言い訳をして時間を稼がれ、最終的には逃げられて私が弁償することに。最悪…。

ケース2:後から○○万円の請求が…。

悪徳業者のよくある手口としては、初めに安い見積もりを出しておいて、工事を請け負い、解体工事後に色々な理由をつけて高額な請求をするというもの。

また、お施主様の確認も取らずに地中障害物を勝手に撤去してから、

「出てきたから追加で○○万円」というような不当な追加請求をする解体業者も実在。

これではどんなものが埋まっていたかどうか分からないし、本当に埋まっていたかは怪しいもの…。

ケース3:ガラの悪い職人さん達(泣)

激安の見積もり金額で、営業担当者も感じが良かったのでお願いしたら、現場の職人さん達のお行儀が悪すぎる。

タバコは現場内で吸うし、立ち小便まで目撃!

ご近所さんが注意すると、威嚇するような態度だったとのこと。

ケース4:記念の木を切られた~!

実家を二世帯住宅に建替える為に解体業者をネットで探していたら「3社一括見積もり」というサイトがあったのでこれは便利と思って問合わせし、一番安い解体業者に発注したのだが、当初から一抹の不安が。(立会い遅刻、見積もり積算ミス、連絡がつきにくいなど…。)

いつ始まっていつ終わるのかの事前説明もなく、なんと勝手に工事が始まっていた。

極めつけは残す予定だった記念の木もバッサリ切られてしまった!

私が生まれた年に親が記念に植えてくれた大切な木だったのに。

どうやらその解体業者はただのブローカーだったようで、実際には下請け業者が解体工事をしていたので、連絡が不行き届きだったのでは。

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