「車庫」の解体工事!費用や解体方法について

一軒家にお住まいで、車をお持ちの方の多くがお持ちであろう「車庫」。

普段あまり気にかける機会もなく、「気が付いたら相当年季が入っていた!」というパターンも少なくないのではないでしょうか。

積雪や台風といった自然災害で大きく損傷してしまい、予定外に解体・撤去が必要になった…というケースもあるでしょう。

今回は、そんな車庫を解体する際の費用や解体方法、自分で解体できるの?といった疑問にお答えしていきたいと思います。

ずばり、車庫の解体費用は?

「車庫」と一口に言っても、いわゆる「ガレージ」と聞いて想像するコンクリート造のものから、木造、アルミとポリカーボネートで出来た簡易的なカーポートまで、サイズや耐久性の程度は多岐に渡ります。

そのため「これ」といった明確な基準を示すことはできませんが、おおよその目安として、下記の範囲内に収まることが多いようです。(本体の解体費用+廃材処分費、人工代等を含む)

・鉄筋コンクリート造の車庫(ガレージ等)の場合
1坪あたり6万円~8万円程度

・鉄骨造の車庫(カーポート等)の場合
1坪あたり2万円~3万円程度

・木造の車庫の場合
1坪あたり1.5万円~2万円程度

・簡易車庫(アルミ、トタン造等)の場合
1坪あたり1万円~2万円程度

・雪国仕様の車庫(カスケードガレージ)の場合
1台用 15万円~20万円程度
2台用 20万円~30万円程度
※雪の重みに耐えられるよう作りが頑丈であり、多くの場合は解体重機を用いて解体されるため比較的高額になりやすいです。

なお、周辺の道路条件やその土地の特性上、上記の範囲から大きく逸脱する可能性もありますので、参考程度にご覧ください。具体的に解体をお考えの場合は必ず事前に解体業者の見積もりを取ることをおすすめいたします。
(車庫本体のサイズ、柱の数、基礎の頑丈さ等の構造の違いによってもかなりの差が生じる場合がありますし、家屋と同時に解体する場合は費用を大幅に抑えられます。)

解体工事はどんな手順で進むの?

一般的なカーポートを例に挙げると、
1. 屋根の撤去
2. 柱の撤去(※地中に埋まっている部分の柱は掘り起こさず埋め戻します。)
というように、当然ですが「上→下」を基本に進めていきます。
2ステップの非常に簡単な工事ですが、撤去した部分は素材によってリサイクルに回すor廃材として処分するのか逐一判断し、きちんと分別処理を行うことが必要です。
他の種類の車庫も大抵、「上→下」へ、「屋根→柱」へ、という手順がベースであることに変わりはありません。

「車庫くらい自分で解体したい!」は実現可能?

家の解体工事ほどの費用はかからないとはいえ、出来ることならあまりお金をかけずに撤去してしまいたいですよね。
現実問題、「自力で車庫を解体できるの?」という点が気になる方も多いと思います。

結論から言うと、簡易的なカーポートであれば自力での解体も可能です。

鉄骨や木造、コンクリート造の頑丈な車庫は流石にプロにお願いするべきですが、最低限の柱と屋根で構成されたタイプのカーポートなら、工具さえ揃えればご自身で撤去することも不可能ではないのです。
お住まいの地域に粉砕機などの工具をレンタルしている業者があれば、直接借りに行って一日で撤去を完了することも出来ます。

ただし、やはり専門の解体業者に比べて知識が劣る分、しかるべき手順を踏まずに危険な解体作業を行なったり、正しい分別が出来なかったりと不安は少なくありません。
かける時間や労力を考えると、全てプロに任せてしまった方が結果的に低コストで済んだのでは…ということにもなりかねないため、「体力に自信があり、工具の知識もある程度備えている」など、いわゆる“日曜大工慣れ”している方以外は避けた方が無難かもしれません。

解体サポートでは、家屋の解体だけでなく、こういった「車庫・カーポートだけ」の解体工事に関するご依頼もお受けしております。
熟練の解体業者さんとも多数提携させていただいておりますので、車庫の解体工事でお悩みのことがあれば是非お気軽にご相談くださいませ。