解体前に確認すること10

解体工事を失敗しないためには、依頼内容に相違がないかなど業者に工事を依頼する前に確認することが重要です。

見積もりの金額だけを見て業者を決めるのは危険です。

ここでは事前に必ず確認しておくべき内容をお伝えしますのでぜひ参考にしてください。

先読み!この記事の結論

  • 許可、登録や損害賠償保険に加入しているかは大前提
  • ライフラインの停止、便槽汲み取りなど、自身でやらなければならないことも
  • 工事内容に食い違いがないか、必ず最終確認を
  • 金額だけでなく、対応などいろんな角度から業者選定をすることが大事

<目次>

・工事前にしておくべき10の確認

)業者の許可、登録の確認

)業者の保険加入

)境界部の確認

)工期の確認

)支払い条件

)不用品処分の確認

)分離発注の確認

)ガス・電気の停止

)浄化槽、便槽の汲み取り手続き

ⅹ)工事内容の最終確認

工事前にしておくべき10の確認

ⅰ)業者の許可・登録

解体工事を行うには建設業許可もしく解体工事業の登録が必要です。工事を依頼する業者には許可・登録の確認をしましょう。同時に産業廃棄物収集運搬業の許可も取得しているかも確認しておくと良いでしょう。収集運搬業の許可は受注した業者が廃棄物を自社運搬する場合は必要ありません。ただし、元請負業者から請け負って工事をする場合、発生した産業廃棄物を運搬するには運搬業許可が必要なため、ほとんどの解体業者が取得しています。

ⅱ)業者の保険加入

解体工事をする上で、がれきが隣家に当たり傷をつけてしまったなどの事故やトラブルが起きる可能性はゼロではありません。それらが発生した際に保証してくれるのが損害賠償保険です。

保険に加入していない業者は賠償金を支払えない、もっと悪質になるとそのまま逃げてしまう業者もいます。そうなると施主のあなたにも影響が出てくる場合があるので、保険に加入しているかはご自身のためにも確認しておきましょう。

ⅲ)境界部の確認

隣家との境界部にあるブロック塀を解体したらお隣の所有だったという事が稀にあります。業者にこのブロック塀の解体も依頼していた場合、もちろん損害賠償保険の対象にはなりません。ご自身で負担するしかなくなってしまいます。

反対にお隣のものだと思い残したが、後でご自身の所有とわかり、解体しないといけなくなったというケースもあります。そうなると、家屋の解体と一緒にした場合と比べ割高になってしまいます。

隣家とのトラブルにもなり兼ねないので必ず工事を依頼する前に確認しておきましょう。

ⅳ)工期の確認

建替えや土地の返却、売却による引き渡しなど、解体後の用途次第ではいつまでに解体工事を終えなければいけないといった期限がある場合もあるでしょう。

建物の規模や構造、立地条件などによって工事日数は変わります。また荒天や地中障害物の発生などで予定より長くかかってしまう場合もあるので、業者への事前の確認だけでなく余裕を持って工事の依頼をしましょう。

ⅴ)支払い条件

工事代金の支払い条件は業者によって違いますが、完工時全額支払い、着工時・完工時の分割支払いがほとんどです。マンションやビルなど規模の大きな建物の場合は金額も大きくなるため着工、中間、最終の3回の場合がほとんどです。

稀に着工時に全額支払いを要求する業者が存在しますが、工事に入ってから逃げる場合や資金力がない可能性が高いのでリスクを回避するためにも、そのような業者には工事を依頼しない方が無難です。

ⅵ)不用品処分の確認

関連サイト:お困りごと第一位!「不用品処分」

屋内外に不用品が残っている場合、その処分も見積もりに含まれているか確認しましょう。

最初に残置物の処分費の見積もりを出してもらったが、その後ご自身である程度処分した場合は金額が下がります。反対に残置物の確認をされていない場合は後で追加費用が掛かってしまう場合はありますので注意が必要です。

ⅶ)分離発注の確認

建替えなどでハウスメーカーや工務店に解体を依頼する場合、工事は下請け業者に回されそこに金額を乗せることがほとんどです。

分離発注は実際に工事を行う業者と直接契約することで費用を抑えられるケースが多く、また工事内容の食い違いによるトラブルも防ぎやすくなります。

まずは住宅施工会社から解体の見積もりを出してもらい、自信でも他で解体業者を探してよいか確認を取ってみましょう。これに難色を示すところは解体費をかなり上乗せしている可能性があります。

ⅷ)ガス・電気の停止

電気は電力会社、ガスはガス会社にそれどれ解体する旨を伝えて停止しなければなりません。

電気は引き込み線や電気メーターを電力会社が取り外します。

ガスは都市ガスの場合、ガスメーターの閉栓撤去とガス管の地境切断を、プロパンガスの場合、ガスメーターとガスボンベの撤去をします。

その他、電話線やCATVなども事前に連絡をし、解体する旨を伝えて停止しましょう。

ただし、水道に関しては工事中の粉塵を防ぐために散水をするので、解体業者に確認しましょう。

ⅸ)浄化槽、便槽の汲み取り手続き

浄化槽や便槽を解体・撤去する際は事前に浄化槽の最終清掃(汚泥の引き抜き、洗浄等)や汲み取り便槽の最終汲み取りが必要です。市町村の許可を受けている清掃業者に依頼しましょう。

ⅹ)工事内容の最終確認

庭木や土間コンクリートなど、部分的に残したいものがある場合は見積もり時だけでなく、工事前にも最終確認をしましょう。業者との話の食い違いでトラブルになることもあります。

気になる場合は口頭だけでなく、契約書に記載してもらうのもトラブルを防ぐ一つの方法です。

まとめ

解体工事は初めてで、どのように準備をすれば良いかわからないという方がほとんどです。

トラブルや失敗を防ぐためにご自身でも事前にできることはしておきましょう。

解体業者の許可・登録や工事内容の確認だけでなく、ライフラインの停止などやらなければならないことも少なくありません。

金額だけで業者を選定せず、対応なども見て決定することが大事です。

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