残念解体業者のケーススタディ

全国に解体業を営む業者は約3万社と言われています。
そのなかには「残念!」と言わざるを得ない解体業者が多数存在しています。
こちらでは、ケース別に残念解体業者と優良解体業者との違いをお伝えします。

ケース1:見積もり提出【 不当な追加請求など 】

残念業者

残念業者

見積もりはざっとみて「一式○○○万円」といういい加減な見積もりをする。もしくは、口頭で金額を伝えるだけ
また、『素人さんよくわかっていないだろうし、お金を取れそうだ…。』と人を値踏みするような事をし、高額な見積もりをして契約を迫る。
逆に激安の見積もりを出して契約をし、工事後に不当な追加請求をする事が悪徳業者の常套手段である。
もしくは、建物解体で出た産業廃棄物を不法投棄して、自社の利益を確保する業者も存在する。
「安かろう、悪かろう」や「高かろう、悪かろう」の解体業者は多数存在している。

優良業者

優良業者

建物を計測し、適正な金額でお見積もりし書面でお見積もりを提出。見積もりは初めての方に対して分かりやすく明確なもの。また、その内容についてご質問を頂く場合には的確に素早く回答。追加費用の可能性がある場合は見積もりに明記してある。  

ケース2:解体工事の内容【 近隣対策や不法投棄 】

残念業者

残念業者

現在は建設リサイクル法で禁止されているミンチ解体などの手抜き工事で施工。その理由は工期を短くし、自社の利益を多く出すため。
適正に処分されないケースが多い。(不法投棄
また、近隣対策などに重きをおく考えはなく、騒音やホコリがひどく、周辺の掃除をしない。
ヘルメットをかぶらない、現場内での喫煙や立ち小便などは当たり前。

優良業者

優良業者

建設リサイクル法にのっとり、「分別解体」にて丁寧に施工。
安全管理はもちろん、ホコリや騒音を最小限にする工夫をこらす。事前や工事中の近隣へのご挨拶や付近の掃除などを徹底。   

ケース3:クレーム対応【 保険未加入 】

残念業者

残念業者

クレームに対しては知らんぷりで、自社の都合を優先して工事を断行。
損害賠償保険に加入していない場合が多く、「逆ギレ」や「逃げ」は常套手段。

優良業者

優良業者

クレームやご意見を頂いた場合に備え、連絡先を表示。
ご指摘には即時誠意を持って対応する。
万が一お隣のお家や車などを傷つけてしまった場合は、通年で加入している損害賠償保険にて誠意ある対応。   

ケース4:施工内容【 撤去範囲の特定 】

残念業者

残念業者

打ち合わせ通りに施工されずに、
「残す予定のものを撤去されてしまった」
などのトラブルが発生。責任は負わない。

優良業者

優良業者

お見積もり、打ち合わせ時に撤去範囲を特定、確認し、その指示通りに解体撤去をする。  

ケース5:地中障害物が出てきた場合【 追加工事】

残念業者

残念業者

施主の確認、了解も得ず、証拠(写真など)もなく勝手に撤去し(もしくはありもしないものを撤去したと言い張る)
「地中からガラが大量に出てきて撤去したから、追加で〇〇万円かかりました。」
という不当で高額な追加請求をする。

優良業者

優良業者

地中障害物が出てきた時点で施主に報告し、可能であれば現地にてお立会い確認。 難しい場合には写真でご確認頂いた上、別途見積もりをする。 施主の確認、了解を得た後に撤去する。  

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