ゴミ屋敷とは

ゴミ屋敷とは、建物や部屋全体、土地にゴミが放置された状態の事を言います。
一般的に「ゴミ」とみなされる物にでも法的には所有権が存在していて、明らかにゴミが堆積している状態でも、本人が「ゴミではない財産だ」と財産権を主張した場合、近隣の住民や行政が介入し強制的に排除することは困難とされています。
また敷地や建物に正当な理由なく立ち入れば住居侵入罪にあたる可能性もあり、問題解決はより難しいと言われています。

ゴミ屋敷

なぜゴミ屋敷となる?

ゴミ屋敷になってしまう理由はストレス、孤独、無気力など様々言われているようですが、はっきりとした理由は分かっていません。 ただ、近年急増しているゴミ屋敷問題は、地域社会からの孤立や家族崩壊などの日本の社会的な問題を反映していると言われています。

ゴミ屋敷のお片付け、建物解体について

ゴミ屋敷によって、景観の破壊・放火、自然発火の危険性・悪臭・害虫の発生・衛生面における問題など、様々な問題が起きています。ゴミ屋敷付近に住むの地域住民にとって、ゴミ屋敷は本当に頭の痛い問題となっています。
ゴミ屋敷状態になってしまった建物が空き家になり、ご親族の方がいざ解体をしようと思っても、大量に残っているゴミの処分にお困りの方がとても多いようです。

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷条例

大阪市、京都市、東京都では足立区など、各自治体によるゴミ屋敷条例(通称)が定められています。
これらの条例では指導、命令に従わなかった場合は氏名公表(足立区)や、強制撤去(大阪市)もあるようです。
これに対し、京都市は調査や命令に従わない場合は、強制撤去や緊急の場合の即時執行、さらに過料の徴収もするという厳しい条例となっているようです。

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