解体工事においてしなければいけないこと

家屋などの解体において、もちろん工事は解体業者がされますが、依頼者自身でもしなければならないことがあります。

解体工事は何度も経験するものではないので「何をしておけばいいの?」と不安を持たれる方も多いと思います。

解体工事に失敗しないように、またスムーズに終わらせるために、あなた自身がしておくべきことを工事前、工事中、工事後に分けて解説していきます。

先読み!この記事の結論

  • 工事前は電気、ガスの撤去から近隣挨拶までやるべきことが多い
  • 工事をスムーズに終わらせるためにはご自身でも近隣挨拶をすることが重要
  • 完工後は工事が問題なく終わっているか必ず確認を
  • 金額だけで業者選定をするのは失敗のもと
  • 建物滅失登記を忘れずに

<目次>

・工事前にすべきこと

  1. 工事内容の確認
  2. 電気・ガスの停止
  3. トイレの汲み取り
  4. 有線、CVTV、アンテナの撤去
  5. 水道の手続き
  6. 近隣への挨拶

・工事中にすべきこと

  1. 地中障害物の確認
  2. 工事が長期にわたる場合

・工事後にすべきこと

  1. 完工確認
  2. 工事代金の支払い
  3. 建物滅失登記

工事前にすべきこと

1.工事内容の確認

見積もり内容とあなたが依頼した内容に食い違いがないか最終確認をしましょう。特に、敷地全体を更地にするのではなく、ブロック塀など部分的に残す箇所がある場合は注意が必要です。

金額だけを見て工事を依頼すると、残してほしかったものを撤去してしまったり、反対に撤去してほしかったのに見積もりにそれは含まれていないので追加料金がかかりますと言われてしまう可能性もあります。このようなことが起きないように、契約をする前に必ず確認をするようにしましょう。

また、見積もり時に屋内の不用品等の確認をしてもらっていない場合は、最終チェックを依頼することも忘れずにしてください。

2.電気・ガスの停止

解体工事の前に電気、ガスの停止、撤去を行いましょう。電気の場合は電気メーター、引込線の撤去を契約している電力会社に依頼して下さい。ガスは都市ガスの場合はガスメーターの閉栓撤去・ガス管の地境切断を、プロパンガスの場合はガスボンベの撤去をそれぞれ契約しているガス会社に依頼をして下さい。

この時、「解体工事をするので」ということを忘れずにお伝えください。この内容を伝えないと、供給を停止するだけで撤去されない可能性があります。

3.トイレの汲み取り

市区町村の清掃業者に依頼して事前に汲み取りをしておきましょう。どこに連絡をすればいいかわからない場合は役所に問い合わせると教えていただけます。汲み取りの場合も「解体工事をするので」と伝えましょう。

4.有線、CVTV、アンテナの撤去

有線やCVTVの契約会社に連絡し撤去をしてもらいましょう。撤去まで10日前後かかる場合があるので、工事の直前ではなく余裕をもって依頼することをお勧めします。

5.水道の手続き

水道は工事中の粉じんを防ぐために散水用として使用するので停止、撤去はせず、まずは解体業者に問い合わせましょう。

工事中の水道代の負担は業者との契約内容によって変わってきます。どちらが負担をするのか、これも業者に確認しておきましょう。

6.近隣への挨拶

解体工事は騒音や粉じんが近隣に影響を与えてしまう事があります。事前に迷惑をかけるということを伝えておくことで、近隣の方もそれに対する準備をすることができます。解体業者でも挨拶回りはされますが、ご自身でもしておくことでより誠意が伝わりトラブル防止になります。

工事中にすべきこと

1.地中障害物の確認

工事の際に地中から障害物が出ることが稀にあります。以前の建物の解体工事で撤去されずに埋没している基礎やコンクリートブロック、浄化槽などがほとんどです。これらの撤去は工事前に契約した費用とは別料金がかかります。地中障害物が出た場合はその時点で業者から報告があるので、どのようなものがどの程度出たのかを確認しましょう。

2.工事が長期にわたる場合

一般的な戸建て住宅であれば工事は1週間程度で終わりますが、比較的大きな建物や立地条件が悪い場合はそうはいきません。中には1ヵ月以上かかる現場もあります。もちろんその期間中、近隣住民へ迷惑をかけ続けることになるので、途中で近隣住民へご挨拶するとより印象はよくなるでしょう。

工事後にすべきこと

1.完工確認

工事完了後、問題なく工事が終えているか現地の確認をしましょう。確認をせずに工事代金を支払ってしまうと、後で現地を訪れた時に撤去すべきものが残っているということがないとは限りません。遠方にお住いの場合は業者さんに現地の写真を送ってもらい確認しましょう。

2.工事代金の支払い

現地を確認したら解体業者に支払いを済ませましょう。業者によって着工金と完工金に分けているところや完工時に全額等、支払い条件は違うので契約時に確認しておく必要があります。また、支払期限もそれぞれ違いますので前もって確認しておくことをお勧めします。

3.建物滅失登記

建物、家屋を解体したら原則1ヶ月以内に建物滅失登記を行わなければなりません。取毀し証明書(解体証明書)等、必要書類を解体業者からもらい、登記をしましょう。比較的簡易的な登記ですのでご自身でされる方も少なくないですが、難しい場合は登記の専門家「土地家屋調査士」にお任せすると手間が省けます(この場合費用がかかります)。

未登記物件を解体した場合は「家屋滅失届」を市区町村の税務課窓口に提出しなければなりません。この場合も取毀し証明書(解体証明書)が必要になります。

まとめ

解体工事においてご自身でもすべきことは少なくありません。特に工事前にしておくことは多くあり、不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これらを怠ると工事中や工事後に問題が起こってしまう可能性が高くなります。

特に近隣への配慮は欠かすことができません。費用を少しでも抑えたいという点は誰もが思うことですが、金額だけで解体業者を選定してしまうと失敗してしまう恐れがあります。何かトラブルが起きてしまった場合に依頼者も責任を問われる可能性があるので、じっくりと検討して業者選定をすることをお勧めします。

家屋の解体は一生のうちに何度も経験されることではないのでわからないこともあると思いますが、その際は解体サポートにお気軽に相談してください。

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