「悲しい現実(解体現場編)」

悲しい現実(解体現場編)

2008年05月02日

とんでもない解体現場を目撃してしまいました

先日偶然埼玉県のある町の解体現場を通りかかった際、ひどい解体現場を発見してしまいました。

解体作業をしていた業者は茨城県のある業者でしたが、怒りさえおぼえるひどい解体現場でした。

現在は建設リサイクル法(※1)という法律で「分別解体」が義務化されているにもかかわらず、いわゆる「ミンチ解体」をしていました。

「ミンチ解体」とは建築物を分別せずに一気に壊してしまう解体のことをいいますが、現在は上記の法律で禁止されています。

にもかかわらず、養生(※2)もせずにいきなり解体重機で「バリバリ~!」とスレートが使用されている屋根(※3)から一気に解体を始めて3日間で約70坪の木造の建物が壊されて更地になりました。

しかもその着工スケジュールも金曜日から日曜日の3日間で、このスケジュールにはその解体業者の意図が隠されていることは明確です。なぜなら土、日曜日は役所が休みだからです。通報をするにも出来ない日程なんです。。

このような解体で不法投棄などがされてしまった場合は工事発注者(あなた)の責任になってしまいます。

まだまだ、この様なひどい解体工事をする業者がいることは事実として知っていましたが、この違法行為を繰り返して自社の利益?売り上げ?を優先してしまう考え方が理解出来ません。

解体サポートは一定の厳しい基準をクリアした優良な解体業者様のみをご紹介させていただいていますのでご安心下さい。

※1 →建設リサイクル法とは

※2 →養生とは

※3 →スレートとは